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時給から月給への換算計算機

時給を月給にすぐ換算。時給と週あたりの労働時間を入力すると、月給がその場で分かります。無料、ローカル数値形式対応、即時結果。

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時給から月給への換算 — まずは基本

このページは、時給ベースの収入を目安の月給に換算するための解説です。計算はあくまで総支給(税・社会保険控除前)を前提にし、地域の通貨や税制に依存しない表現でまとめています。勤務時間や休日、残業の取り扱いによって結果は変わるため、状況に合わせて前提を調整してください。

代表的な計算式

時給を月給へ変換するには、月あたりの勤務時間をどう見積もるかがポイントです。よく使われる方法は次の2つです。

  1. 週ベース法
    月給 = 時給 × 週の労働時間 × 52 ÷ 12
    月あたりの平均週数(約4.33週)を用いるため、年間で均した換算になります。
  2. 日数ベース法
    月給 = 時給 × 1日の労働時間 × 月の労働日数
    月ごとの勤務日数差を反映したい場合に便利です。

多くの目安計算では「週ベース法(52週÷12か月 ≒ 4.33週)」が採用されます。

前提を決めると精度が上がる

  • 週の労働時間:例)20、30、40など
  • 残業・割増:含める場合は、該当時間に割増率を掛けて合算
  • 休日や無給休暇:週ベース法は平均化されますが、長期休暇は個別に調整が必要
  • 手当:固定手当は毎月の合計に加算、変動手当は平均額で近似
  • 控除:ここでは控除前。手取りが欲しい場合は各種控除を別途差し引き

すぐ使える計算例

例1:フルタイム想定

時給=1,500、週40時間、週ベース法

月給 = 1,500 × 40 × 52 ÷ 12
     ≈ 1,500 × 173.33
     ≈ 259,995
  

週40時間の場合、月の平均労働時間はおよそ173.33時間になります。

例2:パートタイム想定

時給=1,200、週24時間、週ベース法

月給 = 1,200 × 24 × 52 ÷ 12
     ≈ 1,200 × 104.00
     ≈ 124,800
  

例3:日数ベースで揃える

時給=1,400、1日6時間、月22日勤務

月給 = 1,400 × 6 × 22
     = 184,800
  

換算の目安テーブル(週ベース法)

月あたりの平均週数4.33を用いた概算。時給と週の労働時間を掛け合わせた目安です。

時給 週20時間 週30時間 週40時間
1,000 約86,700 約130,050 約173,400
1,200 約104,040 約156,060 約208,080
1,500 約130,050 約195,075 約260,100
2,000 約173,400 約260,100 約346,800
2,500 約216,750 約325,125 約433,500

より厳密に求めたい場合は、実際の週数・勤務日数祝日・長期休暇を反映してください。

残業や割増の取り扱い

割増が発生する場合、次のように加算します。

基本月給 = 時給 × 基本時間(週×52÷12 等)
割増分   = 時給 × 割増率 × 割増時間
合計月給 = 基本月給 + 割増分
  

割増率や対象時間は就業ルールにより異なります。月ごとに変動が大きい場合は、過去数か月の平均で見積もる方法が実務的です。

月給から年収をイメージする

年収の概算は、月給 × 12を出発点に、ボーナスや一時金があれば加算します。年単位で見たい場合は、時給 × 総労働時間(年)から逆算するのも有効です。

入力のヒント

  • 「週の労働時間」は、休憩を除く実働ベースで統一
  • シフトの波が大きい場合は、過去3〜6か月の平均を使用
  • 通勤・住宅などの固定手当は月額で別途加算
  • 手取り(実際の受け取り額)を知りたい場合は控除見込みを差し引く

よくある質問

4.33週を使う理由は何ですか?

1年は52週、12か月で割ると約4.33週/月になるため、年間で均した月平均を簡便に求められます。月ごとの暦日に合わせたい場合は、該当月の実勤務日数を使う日数ベース法に切り替えてください。

手取り額を知りたいのですが、どう計算しますか?

ここで示すのは控除前の目安です。手取りは、月給から税・社会保険・その他控除を差し引いて算出します。地域や制度により大きく異なるため、最新の控除率や料率に基づいて計算してください。

残業が月ごとに違う場合は?

直近数か月の割増時間の平均と割増率で見積もるとブレが小さくなります。繁忙期・閑散期がはっきりしている場合は、期間別に計算して年間平均を出すのも良い方法です。

固定手当はどこに入れればいいですか?

換算した月給に、交通費や住宅手当などの月額固定分を加算します。変動手当は過去の実績平均を足すと全体像がつかみやすくなります。